アニメ「Dr.STONE」の見る順番は公開順=時系列順
| タイトル | 放送時期 |
TVアニメ第1期 | Dr.STONE | 2019年7月5日~12月13日 |
TVアニメ第2期 | Dr.STONE STONE WARS | 2021年1月14日~3月25日 |
TVスペシャル | Dr.STONE 龍水 | 2022年7月10日 |
TVアニメ第3期 (1クール目) | Dr.STONE NEW WORLD | 2023年4月6日~6月15日 |
TVアニメ第3期 (2クール目) | Dr.STONE NEW WORLD | 2023年10月12日~12月21日 |
TVアニメ第4期 (1クール目) | Dr.STONE SCIENCE FUTURE | 2025年1月9日~3月27日 |
TVアニメ第4期 (2クール目) | Dr.STONE SCIENCE FUTURE | 2025年7月10日~ |
『Dr.STONE』を時系列順に見るなら、そのまま公開順に見るのがおすすめ。
なお、テレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』は2期と3期を繋ぐ物語であり、3期は龍水が仲間になった状態から始まるので、物語を順々に見たい人は忘れずに見た方が良いでしょう。
そしてアニメごとの作中時間は以下の通りです。
作中時間と千空の年齢|アラシャ最終決戦までの内容
時系列と千空の年齢 (生年月日の1月4日で+1歳とする場合) |
時間 | 年齢 | 出来事 | アニメ |
約2019日6月3日 | 15 | 全人類石化 | 第1期 |
∟同年約2日後 | | 白夜たちが宇宙から帰還 | 〃 |
5738年4月1日 | | 千空復活 (石化から1173憶5489万3870秒) | 〃 |
5738年10月5日 | | 大樹の石化解除 | 〃 |
約5739年 | | 千空、復活液完成させる | 〃 |
∟同年1月4日 | 16 | 誕生日 | |
約5740年1月1日 | | 石神村での新年 | 〃 |
∟同年1月4日 | 17 | 誕生日 | |
∟同年 | | ケータイ電話完成 | 〃 |
約5740年春 | | VS司帝国、終戦 龍水復活 | 第2期 龍水 |
約5741年1月4日 | 18 | 誕生日 | 第3期 |
∟同年9月10日 | | 船ペルセウス号完成 | 〃 |
∟同年秋頃 | | 宝島編 | 〃 |
∟同年冬頃 | | 北米編 | 第4期 |
約5742年冬 | 19 | アラシャ最終決戦 | 〃 |
∟同年 | | 人類石化 | 〃 |
5749年夏頃 | 19 | 千空復活 (石化から約7年158日) | 〃 |
? | ? | ? | |
完結間近になると詳しい年月の描写はありませんが、完結時には千空の年齢は30歳前後になっていると思われます。
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TVアニメ「Dr.STONE」作品情報・あらすじ・概要
シリーズごとのあらすじや作品情報をまとめて紹介していきます。
1期『Dr.STONE』
▼あらすじ
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。
超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。
文明が滅んだ石の世界(ストーンワールド)を前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。
時を同じくしてよみがえった、体力自慢の幼馴染・大木大樹はじめ、
仲間たちと、ゼロから文明を作り出していく――
石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がる!
前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ここに開幕!
圧倒的絶望的な状態から始まるサバイバル生活。
しかし、そんな絶望的状況ですが、科学大好き少年・千空が有能過ぎて「過酷なサバイバル生活」が、どうみても「楽しいサバイバル生活」にしか見えません。
おそらく、たった一人で復活して、孤独な中色々とあったとは思いますが、千空があまりにも合理的で理性的だから、そんな悲壮感がまったく伝わらず、まさにアドベンチャーというに相応しい雰囲気を出しているのが良いですね。
千空は合理的で理性的で科学オタクで悪知恵が働くけど、決して悪い奴じゃなく、むしろアツイ男ってのも、個人的に好きなポイントです。
原作 | 『Dr.STONE』(集英社 ジャンプ コミックス刊) 原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』ほか) 作画:Boichi(『THE MARSHAL KING』ほか) |
科学監修 | くられ |
監督 | 飯野慎也 |
制作 | トムス・エンタテインメント (『アンデッドアンラック』ほか) |
OP | 【1クール目】 「Good Morning World!」BURNOUT SYNDROMES 【2クール目】 「三原色」PELICAN FANCLUB |
ED | 【1クール目】 「LIFE」Rude-α 【2クール目】 「夢のような」佐伯ユウスケ |
声優 | 千空(CV.小林裕介) 大木大樹(CV.古川慎) 小川 杠(CV.市ノ瀬加那) 獅子王 司(CV.中村悠一) コハク(CV.沼倉愛美)
クロム(CV.佐藤元) 金狼(CV.前野智昭) 銀狼(CV.村瀬歩) ルリ(CV.上田麗奈) スイカ(CV.高橋花林)
あさぎりゲン(CV.河西健吾) カセキ(CV.麦人) |
2期『Dr.STONE STONE WARS』

▼あらすじ
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。
超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。
文明が滅んだ石の世界を前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。
新たな仲間を集め『科学王国』をつくりあげる。
火、鉄、電気、ガラス、ケータイ……
石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がる千空たち。
しかし、そこへ霊長類最強の高校生・獅子王司が率いる『武力帝国』が
立ちはだかる。
人類浄化を目指す司は、強大な武力によって、科学の発展を阻止しようとするのだった―
STONE WARS、いざ開戦!
少人数精鋭の科学王国VS.圧倒的マンパワー誇る司帝国。
始まりました全面戦争、若者の深刻な人間離れが加速する第2期。
司帝国にいる千空の幼馴染2人との再会はお決まりの胸アツ。
戦いも「ただ武力で制圧する」ではなく、しっかりと科学オタクらしい戦い方をしており、ちゃんと作品のテーマから外れないバトルを展開しているのがとても面白く、見ていて中だるみしない構成になっています。
そしてラストはまさかの展開。
科学大好き効率厨な千空の「人情深い」面が全面的に押し出されてて、作品のファンは千空を好きになるしかないシーンです。
原作 | 『Dr.STONE』(集英社 ジャンプ コミックス刊) 原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』ほか) 作画:Boichi(『THE MARSHAL KING』ほか) |
科学監修 | くられ |
監督 | 飯野慎也 |
制作 | トムス・エンタテインメント (「アンデッドアンラック」ほか) |
OP | 「楽園」フジファブリック |
ED | 「声?」はてな |
声優 | 千空(CV.小林裕介) 大木大樹(CV.古川慎) 小川 杠(CV.市ノ瀬加那) 獅子王 司(CV.中村悠一) コハク(CV.沼倉愛美)
クロム(CV.佐藤元) 金狼(CV.前野智昭) 銀狼(CV.村瀬歩) ルリ(CV.上田麗奈) スイカ(CV.高橋花林)
あさぎりゲン(CV.河西健吾) カセキ(CV.麦人) 氷月(CV.石田彰) 紅葉ほむら(CV.豊崎愛生) 西園寺羽京(CV.小野賢章)
上井 陽(CV.中島ヨシキ) ニッキー(CV.種崎敦美) |
TVスペシャル『Dr.STONE 龍水』

▼あらすじ
司帝国との戦いが終わり、コールドスリープした司を救うべく動き出した千空たち。
石化現象の謎を突き止める為、ついに科学王国は地球の裏側・新世界を目指す!
航海に向けて船造りを始めた千空たちは、航海力100億の神腕船長を仲間にしようと、記者だった南の情報をもとに、七海財閥の御曹司で、かつて帆船を乗り回していた男“七海龍水”を目覚めさせる。
「はっはー!世界は再び俺の物だ!!」と豪語する龍水は、その圧倒的な強欲さで村に通貨を作り、ゴージャスな暮らしを満喫。船長を引き受ける代わりに、資源の王様“石油”が欲しいと提案するが…?
大富豪の道楽息子で超強欲な船オタク・龍水を航海の為復活させた千空。
始めはその強欲さに千空以外の人間たちは「大丈夫か…?」「油田取られる!」と心配げだったが、まぁこの人も千空&ゲンの悪知恵の餌食になってからは、なんだか憎めない可愛いキャラと化します。
そんな大富豪なお坊ちゃま龍水は、復活するなりストーンワールドに通貨を作り出しました。
他のキャラが金に踊らされたり呆れたりしている中、千空は「作ってくれんならおありがてぇ」とさっそくお金の誘惑を使って人を動かし始めます。ついでに龍水も自分で作ったお金の餌食になります。
そんな大冒険前のほっこりする日常。
原作 | 『Dr.STONE』(集英社 ジャンプ コミックス刊) 原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』ほか) 作画:Boichi(『THE MARSHAL KING』ほか) |
科学監修 | くられ |
監督 | 松下周平 |
制作 | トムス・エンタテインメント (「アンデッドアンラック」ほか) |
OP | BURNOUT SYNDROMES |
声優 | 千空(CV.小林裕介) 七海龍水(CV.鈴木崚汰) 大木大樹(CV.古川慎) 小川 杠(CV.市ノ瀬加那) 獅子王 司(CV.中村悠一)
コハク(CV.沼倉愛美) クロム(CV.佐藤元) 金狼(CV.前野智昭) 銀狼(CV.村瀬歩) ルリ(CV.上田麗奈)
スイカ(CV.高橋花林) あさぎりゲン(CV.河西健吾) カセキ(CV.麦人) 氷月(CV.石田彰) 紅葉ほむら(CV.豊崎愛生)
西園寺羽京(CV.小野賢章) 上井 陽(CV.中島ヨシキ) ニッキー(CV.種崎敦美) |
3期『Dr.STONE NEW WORLD』

▼あらすじ
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。
超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。
文明が滅んだ石の世界<ストーンワールド>を前に、
千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。
新たな仲間を集め『科学王国』を作りあげる。
しかし、そこへ霊長類最強の高校生・獅子王司率いる
『武力帝国』が立ちはだかる。
人類の浄化を目指し、強大な武力によって科学の発展を阻止しようとする司。
科学vs武力の戦いは激闘の末、千空たち科学王国が優勢となり、
両国は遂に和解する。
仲間の謀反によってコールドスリープ状態になった司、
そして、全人類を復活すべく、
科学王国は石化光線の発生源、地球の裏側・新世界を目指す!
世界に飛び出て石化の謎を解き明かす!
石の世界<ストーンワールド>大航海時代がついに開幕する――‼
世界の裏側まで航海するため、航海士の龍水を仲間に迎え入れた千空たち。
船を作り、燃料の油田を探し、地形の把握のため気球を作り、船旅の準備は順調…の、はずでしたが!大富豪の御曹司・龍水に石神村の食生活はあわなかった…。
龍水の発案、もとい船旅に必要な保存食(パン)調達のため、ひとまず食生活の改善に打ち出す千空たちなのでした。「パンがなければ麦から作ればいいじゃない」
そんな感じで、1クール目前半はほのぼのマイクラターン。農作を始め、パンを作り、カメラを作り、ソナーを作り、インフラ整備し、ついに航海へ。
2クール目では、石化の技術を悪用する敵との新たな戦いが始まります。
石化の技術の謎、電波を通じてコンタクトを取ってきた「ホワイマン」。千空たちの冒険は少しずつ真実へと近づいていく。
原作 | 『Dr.STONE』(集英社 ジャンプ コミックス刊) 原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』ほか) 作画:Boichi(『THE MARSHAL KING』ほか) |
科学監修 | くられ |
監督 | 松下周平 |
制作 | トムス・エンタテインメント (「アンデッドアンラック」ほか) |
OP | 1クール目: 「ワスレガタキ」石崎ひゅーい 2クール目: 「遥か」清 竜人 |
ED | 1クール目: 「Where Do We Go?」OKAMOTO’S 2クール目: 「好きにしなよ」Anly |
声優 | 千空(CV.小林裕介) 七海龍水(CV.鈴木崚汰) 大木大樹(CV.古川慎) 小川 杠(CV.市ノ瀬加那) 獅子王 司(CV.中村悠一)
コハク(CV.沼倉愛美) クロム(CV.佐藤元) 金狼(CV.前野智昭) 銀狼(CV.村瀬歩) ルリ(CV.上田麗奈)
スイカ(CV.高橋花林) あさぎりゲン(CV.河西健吾) カセキ(CV.麦人) 氷月(CV.石田彰) 紅葉ほむら(CV.豊崎愛生)
西園寺羽京(CV.小野賢章) 上井 陽(CV.中島ヨシキ) ニッキー(CV.種崎敦美) フランソワ(CV.坂本真綾) 石神白夜(CV.三上哲) |
4期『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』
宝島での激戦を終え、無事に科学王国へと帰還した千空たち。
手に入れた石化装置で、コールドスリープしていた司を復活させることに成功。司は科学王国の仲間となった!
そして、人類石化の黒幕・ホワイマンの本拠地が“月”であることを突き止めた千空たちは、月を目指す!
このストーンワールドで、ゼロから宇宙船を作るビッグプロジェクトへと乗り出した。
早速、世界中から宇宙船の素材を集める為、ペルセウス号で大海原へと飛び出した千空たち。
復活液の原料となる大量のコーンを求め、最初の目的地・アメリカ大陸を目指す。
勇気、結束、科学力、全てが試される大航海の先に、千空たちを揺るがす脅威が待ち構えていた――‼
遂に、千空たちの冒険は世界、そして宇宙へ向けて動き出す!
人類の未来を救う為、千空は仲間と共に全力で科学の道を切り拓いていく‼
ついにアニメも最終シーズンに突入しました。
石化の黒幕「ホワイマン」の秘密。
襲いかかるアメリカの科学者ゼノ。
主人公・千空を通して科学の軌跡を1人で辿ったスイカ。
そして各地の技術者や科学者が、このストーンワールドの謎を解き明かしていく…。
この、たった一世代でこれまで人類が辿ってきた歴史を歩んでいくというストーリーにとても胸が熱くなります。
明かされた「ホワイマン」の正体については賛否両論ですが、科学✕アドベンチャー作品だからこそ「この世界にもまだ解明されていない謎はある」と描かれているのは、とてもロマンティックではないでしょうか。
「わからねぇことにルールを探す、そのくっそ地道な努力を科学って呼んでるだけだ…!」
千空いわく、未知を解き明かすその努力こそが科学の本質らしいので、「ホワイマン」の正体がなんであれ、結局それも科学の一部なのでしょう。
原作 | 『Dr.STONE』(集英社 ジャンプ コミックス刊) 原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』ほか) 作画:Boichi(『THE MARSHAL KING』ほか) |
科学監修 | くられ |
監督 | 松下周平 |
制作 | トムス・エンタテインメント (「アンデッドアンラック」ほか) |
OP | 1クール目: 「CASANOVA POSSE」 ALI 2クール目: 「SUPERNOVA」KANA-BOON (Ki/oon Music) |
ED | 1クール目: 「Rolling Stone」BREIMEN 2クール目: 「no man’s world」音羽-otoha- (Ki/oon Music) |
声優 | 千空(CV.小林裕介) 七海龍水(CV.鈴木崚汰) 大木大樹(CV.古川慎) 小川 杠(CV.市ノ瀬加那) 獅子王 司(CV.中村悠一)
コハク(CV.沼倉愛美) クロム(CV.佐藤元) 金狼(CV.前野智昭) 銀狼(CV.村瀬歩) ルリ(CV.上田麗奈)
スイカ(CV.高橋花林) あさぎりゲン(CV.河西健吾) カセキ(CV.麦人) 氷月(CV.石田彰) 紅葉ほむら(CV.豊崎愛生)
西園寺羽京(CV.小野賢章) 上井 陽(CV.中島ヨシキ) ニッキー(CV.種崎敦美) フランソワ(CV.坂本真綾) 石神白夜(CV.三上哲)
ゼノ(CV.野島健児) スタンリー(CV.遊佐浩二) |
実践科学が面白い『Dr.STONE』の魅力・おすすめポイント
「科学の描写が本格的」という点については、監修に専門家が付いているのでわざわざ特筆すべき点ではないでしょう。
そもそも私は(とても好意的な表現で)文系。
科学の描写が正しいか正確かリアルかなんて判断できません。
なので、私からは物語的魅力について語っていきたいと思います。
科学を通して人類の営みの尊さを知る、サバイバルアドベンチャー

物語ではしばしば「人の強欲さ(エゴ)」というのが悪しきように組み込まれ、自然との調和とか、共存とか、思想とか、愛とか、そういったテーマの敵みたいに扱われるのは昔ながらの定番です。
よくある「ヴィラン」と呼ばれる人たちですね。
しかし『Dr.STONE』ではそういった「人の強欲さ」すらひっくるめて人間の強さであり、先人がコツコツと築き上げてきた功績だと、「知りたい」「作りたい」という欲求に善も悪もありはしないと肯定しているんです。いいね。
この「強欲」こそ科学が連綿と続いてきた根源であり、だからこそその欲望も含めて、尊いものだと、作中で何度も読者に語り掛けている…と思うんです。いやたぶんそう。だって公式がこう書いてるから。

「幾千年の時を超え、想いよ届け」
我々にとっては「知ってることが当たり前」「そうであるのが当たり前」の科学が、元をたどればそうした長い長い積み重ねの上にあるということを、改めて突き付けてくるのが、この作品です。
だから、これは科学を通した人間賛歌なのではないでしょうか。
「合理の塊である科学を通して熱いものを伝えてくる」という、混ざらなそうなモノを混ぜてるこのテーマ性が、すっごくいいですよね。
主人公・石神千空の性格からもこのテーマが見えます。
「『科学ではわからないこともある』じゃねえ。わからねぇことにルールを探す、そのくっそ地道な努力を科学って呼んでるだけだ…!」
「精神論じゃ筋肉も動きゃしねぇ。」
「勝つのは力か科学かじゃねぇ。力も科学なんだよ。」
「いろんな奴がいる、イコール強さなんだよ。」

効率厨だけど冷血ではない。
熱血だけど非合理的ではない。
科学オタク・千空が善人かと聞かれると、まぁジャンプ主人公らしい善人です。
…ですが、個人的にそんな「気色悪いカテゴリに加えたくないな」と思ってしまうのは、効率厨のくせして自分が「したい」と思えば最後に敵と無駄話だってする人情を持ち合わせてるひねくれたキャラだからなんですよね。

「今いる連中から選べんなら、宇宙旅行に誰連れてくよ?」
「なぜそんな最期に無意味な話を?」
「無意味な話はダメなのか」
皆と協力するために策謀めぐらし、飴を用意して、目的のための労働力(マンパワー)を確保し、敵に勝つ!
ひねくれてるけど、展開はまさに王道の友情努力勝利。
パッと見「合理性」と「人情」って、矛盾していて共存しなさそうですよね。
しかし「知りたいが科学の原動力」と、科学の本質を語る千空だからこそ、人の多様性すら認め自身の生産性のない欲すら肯定するのだと思います。
そこには全然矛盾なんてなくて、むしろすごく芯がある。
千空といい、司といい、龍水といい、ゲンといい、ゼノといい…確固たる信念とエゴをもった魅力的なキャラが多くて困る作品、それが『Dr.STONE』!
科学系YouTuber集団「薬理凶室」のくられ先生が監修
『Dr.STONE』に登場する科学技術を監修しているのは、自称もっとも不謹慎な理系書の著者、露悪的おもしろサイエンスライター・ヘルドクターくられ。
事実、彼が出版した本はことごとく「有害図書指定」を受け、「日曜テロリストハンドブック」は出版前に消え幻となった…。

ほかにも「薬理凶室」として出版されたサイエンス本『アリエナイ理科ノ大事典』が有害図書指定を受けていましたね。
…学校の教科書に乗っている科学を、実践を交えて面白おかしく書いているだけなのに有害とは…なんとも不憫でなりません。
この人の紹介する科学は、科学でこんな面白いことがデキるよ!と、専門知識を分かりやすく、それでいて興味をそそられるよう紹介してくれるので、全く知識がない人間でも「かがくのちからってすげー!」って思えるような本・動画ばかりです。
(好意的に表現して文系の)私でも楽しく読む・見ることができました。
まぁそれがマッドサイエンスじみてるから問題視されているんですが…。
一応教科書に乗っている科学であるのは違いありません。
●実際に猫じゃらしラーメン作ってみた動画
くられ先生のチャンネルではなく、内ゲバゲーム実況者集団「主役は我々だ!」とのコラボで、実際に監修したくられ先生を交えて猫じゃらしラーメンを作っていましたね。
あと本人のチャンネルではカメムシでコーラも作っていました。
Dr.STONEで千空が作りゲンが飲んだコーラはパクチーコーラでしたが、もしかしたらカメムシコーラだった世界線もあったかもしれませんね。
「ドクターストーン3期打ち切り」の噂
ただの噂でした。
『Dr.STONE』は《次にくるマンガ大賞2018》コミックス部門2位、第64回小学館漫画賞少年向け部門も受賞し、累計発行部数1500万部突破(電子版含む)した人気作品。
とくに炎上したとかそういう事件もありませんし、順当に続編が作られました。
まぁ、原作が完結したので多少人気が下火になった、とかはあったでしょうか…?
まとめ
ここまで『Dr.STONE』の見る順番や作中時間、これから見る人へ作品の魅力をお伝えしてきました。
アニメの遊びの利いた演出もなかなか良い感じなので、原作派の人にもオススメしたい作品です。
| タイトル | 公開期間 | 話数 |
TVアニメ第1期 | Dr.STONE | 2019年7月5日~ 12月13日 | 全24話 |
TVアニメ第2期 | Dr.STONE STONE WARS | 2021年1月14日~ 3月25日 | 全11話 |
TVスペシャル | Dr.STONE 龍水 | 2022年7月10日 | 全1話 |
TVアニメ第3期 (1クール目) | Dr.STONE NEW WORLD | 2023年4月6日~ 6月15日 | 全11話 |
TVアニメ第3期 (2クール目) | Dr.STONE NEW WORLD | 2023年10月12日 | 全11話 |
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